2018年09月22日更新

子宮筋腫に低用量ピルが効く?

子宮に良性の腫瘍ができる病気を子宮筋腫と言い、女性の3人に1人は持っている病気だと言われています。
子宮筋腫は放置しておいても命の危険性はないと言われていますが、肥大すると受精卵の着床を妨げてしまい不妊の原因になることもあり、治療法として外科的手術による筋腫の切除や薬を服用して筋腫を小さくしたり、保存的治療を行ったりします。
その薬を服用する方法の中に、ピルを利用する方法があります。

腹痛に耐えている女性ピルと言えば避妊のために飲むものだと言うイメージがありますが、子宮筋腫の人に処方されるのはどんな理由があるのでしょうか。
避妊目的で処方される低用量ピルには子宮筋腫を根本的に治療する働きはありません。
それなのにピルが処方される目的は、子宮筋腫が原因となっている月経困難症の治療のためです。
子宮筋腫がある人は同時に子宮内膜症を患っている人も少なくなく、日常生活を送るのが困難なほどの生理痛や、経血が多くなったり生理の日数が長くなってしまう傾向にあります。
これらの症状の改善のためにピルが処方されるのです。
しかし、ピルには子宮筋腫の原因になると言われているエストロゲンが配合されています。

そのためあまり大量のエストロゲンが含まれているものでは子宮筋腫の悪化につながる危険性もあるため、エストロゲンの量が少ない低用量ピルが処方されるのです。
子宮筋腫に伴う生理痛などの緩和のために低用量ピルを使用しても、健康保険は利用できません。
全額自費負担となってしまいます。
子宮筋腫を大きくすることなく生理痛などの症状を軽減できると言われていますが、子宮筋腫の根本的な治療にはなりません。
使用の際には担当の医師と相談して決めるようにしましょう。